自 2023年4月 1日
至 2024年3月31日
上半期事業報告にもありますように,2023年は北米交流が50回目,オレゴン国際キャンプが25回目を迎えております。北米交流は,カナダでのホームステイも再開でき,他の国際交流プログラムを含めて,更に充実した形で実施することができました。
夏の交流プログラムの参加希望者は約800名でしたが,中学3年生以上を優先し,中学1年生以下は一律に参加延期のお願いをしました。中学2年生を調整(詳細は別記)しましたが,最終的に約370名に参加の延期をお願いせざるを得ないという,大変残念な状況となりました。受入れてくださるホストファミリーのリクルート数は,コロナ禍で中断した影響に加え,北米におけるインフレ進行によりかなり厳しい状況であると,受入れ団体からも報告を受けております。参加確定後のプレイスメントもやはり厳しい状況で推移しましたが,それでも日本を飛び立つ前に全員決め,ホストファミリーの情報を全参加者が持って出発しました。また,韓国交流は20回目,ニュージーランド交流は19回目の交流を実施しました。ニュージーランドはこれまで交流を続けてきたタウランガエリアの学校に加え,Kati-Kati College が新しく10名の参加者を受入れてくれました。今夏にはさらに受け入れ数の拡大を図ってまいります。
再開した受入れプログラムは,6月中旬から北米日本語プログラム,7月初旬から北米ホームステイプログラム,同時期にラングブリッジ日本語プログラム,8月初旬から韓国受入れプログラムを実施しました。北米日本語プログラムとラングブリッジ日本語プログラムは,ラボ日本語教育研修所に委託しました。長期プログラムである高校留学は,第35期生が昨年6月に10か月の留学生活を終え,滞在国で一度集合し,皆でエバリュエーションを行って帰国しました。第36期生は8月初めから受入れ団体ごとに渡航し,現地での到着時プログラムを経たうえで各留学地へ移動,現在は順調に留学生活を送り,まもなく6月の帰国に向けた準備がはじまります。
中国交流は,今春にラボスタッフとラボ・テューターで代表団を結成し両校を訪問,再開に向けた一歩を踏み出しました。まだ渡航に制約(VISAの取得が必須)はありますが,交流団体である北京月壇中学ならびに上海外国語大学付属外国語学校両校の交流再開に対する熱意を受け止めて,今冬の上海からの来日を念頭に,来春の訪中実現に向けてとりくんでまいります。
細部を見れば様々な課題点もありましたが,全体を通して新型コロナウイルスのさしたる影響もなく,また大きな事故やケガも無く終えることができ,国際交流体験が参加したひとり一人の成長に資することを確認しつつ,参加希望者に国際交流の機会を提供していく必要性を認識する夏となりました。
東京言語研究所の活動は,「理論言語学講座」が主な事業ですが,同講座は1966年より開設され,これまでに述べ9,000名を超す履修者を送り出してきました。年度で予定していた講座は無事終了しました。対面講義に合わせて,オンライン講義を導入したことで,受講層が世界各国まで広がり,今後の活動の広がりに期待をしております。
52期の事業を支えていただいた理事・評議員のみなさまに感謝申し上げます。
※昨秋の報告を踏襲しております。昨秋報告以降のものについてはアルファベット項目ごとに最終段落に追記としております。
まず中学3年生以上約350名を参加を受付け。また,中学1年生140名は全てラボから延期のお願いをしました。残った中学2年生から,前年<最終的にラボからお断りをした><自主的に参加を取りやめた><2023年が当初の参加予定>というグループに弁別したのち,最終的には前者から抽選で選びました。選外となった中学2年生はニュージーランド,オレゴン国際キャンプでの参加変更を受け付け,国際交流参加の機会を設ける努力をしました。
● 日程:出発7月22日~24日帰国8月18日~20日
○ 参加者:中学生・高校生336名,引率者37名合計373名
● 受入れ団体(訪問州:アメリカ22州,カナダ3州)
○ アメリカ:4-H,ベア・リバー・インターナショナル・エクスペリエンス(UT),キリスト教メノナイト協会(PA)
○ カナダ:日本・カナダ青少年交流委員会,コンタクト・カナダ,JCコミュニケーションズ
● オリエンテーション・事前準備活動
2022年12月に参加者が決定された後,保護者と参加者向けのオリエンテーション,参加者向けの事前活動がスタートした。4月以降,事前活動4回,壮行会,保護者向けには全国各地で直前オリエンテーションを実施し,出発にあたっての諸注意などを確認した。
● 全国引率者会議
5 月20-21日に事務局スタッフ,テューターシャペロン,カレッジリーダーなど37名を対象に,1泊2日での引率者会議を開催し,引率者の役割と任務の確認,異文化対応力を身につけるワークショップなどを実施。参加した全員にとって大きな学びとなり,特にテューター・シャペロンにはラボ教育活動の意義を再認識するよい機会となった。同会場で別途,事務局スタッフ会議,カレッジリーダー会議を個別に実施。
心身に障害をもち,受入れ家庭のヘルプが必要な参加者は「スペシャルニーズ」,健康上で特記事項があるが,特別なケアは必要がない参加者は「スペシャルコンディション」と呼んでいる。それぞれの参加者概要は次のとおり。
● スペシャルニーズ5名:起立性調節障害・てんかん・糖尿病
● スペシャルコンディション9名:食物アレルギー・動物アレルギー・ADHD・夢遊病
● プレイスメントの現状とその要因,対応策
受け入れ先交流担当者も日本側の事情を承知し,タイムリー・プレイスメントの重要性も自覚している。
しかし条件に合ったホストファミリーの募集と選定には年を追うごとに困難を来たし,プレイスメントを日本側の都合による期間内に完了することは極めて難しいとの認識も必要。また,インフレやコロナ後の北米の経済状況の悪化も要因の一つと考えられる。受入れ団体には早期決定の必要性を強調し,協力を要請していくが,今後も「ホストファミリーは出発までに決定する」ということを,テューター組織および参加者家庭に周知徹底していく。
● 受入れ家庭の多様性に対する姿勢
人種,宗教に限らず,交流先の国々は,家族のあり方や形態についての考えかたが実にさまざまであることは,「ラボ・パーティ教育活動方針」(ラボ教育センターと共同で定めている年間の方針)の中でも触れられている。家族形態の変容のみならず,受入れ家庭のメンバーおよびホストに身体的,情緒的な留意事項があること,またジェンダーの多様性についても,受入れ家庭の多様性という観点においては,丁寧な説明と対応は必須であるが,送り出しテューターと参加者家庭の柔軟な姿勢が求められる。
● 成田ホテル対応
集合日の初日と2日目で,参加者の過半数が集合,出発するという集中した状態だったが,大きな混乱もなく進行した。
● 出発状況
MI(ミシガン):羽田出発の遅延により米国内の乗継便に乗ず,空港隣接のホテルに宿泊となったが,翌日便で無事到着。
ON(オンタリオ):乗り継ぎ空港にて,悪天候のため現地宿泊となった。
その他,延着する便はあったが,各州の空港に到着後,交流団体により,すみやかにオリエンテーション会場である最初の滞在先に到着した。
● 帰国状況
AZ(アリゾナ):出発便遅延のためダラス空港で予定の国際線に乗れなかった。JTBの職員手配の代替便はダラスで10時間待ちとなり,帰国が一日ずれて朝3:45着となった。
KS(カンザス)・NC(ノースカロライナ)・SD(サウスダコタ)はミネアポリス空港にて予定通り合流したが,国際線が4時間遅延。出発前に遅延が判明したので帰国後の行程振替えの余裕があり大きなトラブルとはならなかった。
● 病気・事故
○ 鉄の杭に引っかかってしまい,すねに裂傷し6針縫う。
● ホームステイ状況
○ ホストファミリー側の理由によるホストファミリー変更:3件
○ 日本人とのダブルステイ:ペンシルバニア州でステイをしていた参加者のところに,中1の時に同じ家庭にステイをしたラボ会員(高2)が,ステイを始めた7 月25日と同じ日に個人的に遊びに来て,8月24日まで滞在するということが,8 月18日に、帰国のために全員が集合した時に,初めて引率事務局員が知るところとなった。
○ 日本人同士のW プレイスメントです。詳細は別記といたしますが,引率者の認識や連絡体制に課題を残しました。数年前にその家庭に滞在した高校生が,今年受入れをしたホストファミリー宅に,個人でホームステイにやって来て,ほぼ同時期に一緒にステイをしていました。本人からステイの初期の段階でその州の引率者に報告はなされたいましたが,引率者は団長や州のコーディネーターに報告をせず,帰国終結の時に,その高校生がいることが発覚しました。「ひとりだちへの旅」と銘打って,日本人年のステイを認めていないのはコーディネーターも承知していますが,今回は報告がなく,現地滞在中に解決できなかったことは課題が残りました。今後はこのようなことの無いよう,連絡の徹底を進めていきます。
● 引率者と北米本部との連絡態勢
○ 団長はオンラインによる東京本部との定例ミーティングをはじめ,携帯電話,メール,LINE等を活用し,各州引率者,各交流団体と連絡を取り,全体の統括を行なった。電話とメールそれぞれの特徴を生かした利用となった。
○ 各州引率者は現地で携帯電話を入手し,引率者どうし,北米本部(団長)などとのコミュニケーションに活用した。スマートフォンを持参している引率者は,Wi-Fiを利用してメール,LINEなどで情報交換を行なった。
● 受入れ団体
○ New Zeland Study Tours (旧Let's Homestay)
■ Tauranga Intermediate School(TIS) 15名
■ Tauranga Girls' College(TGC) 18名
■ Tauranga Boys' College(TBC) 20名
○ 北島・ベイオブプレンティエリア(タウランガ・カティカティ)
■ Katikati College (KKC) 10名(2023年からの受入れ)
○ 引率者 4名
4年振りの実施となり各学校では,マオリ式の正式な歓迎会を催し参加者を歓迎してくれた。多少の体調不良はあったものの,コロナへの罹患や大きな事故もなく無事交流を終えることができた。今年から新しく受入れを開始したKatikati カレッジでは,現地男子生徒が涙で別れを惜しむなど,学校,受入れ団体からラボっ子の「交流する力」を高く評価いただいた。(通常女子生徒は別れを惜しむものだが,男子生徒が涙する姿は過去には見たことがないとのこと)
ホストフレンドが同じ学校に通っているケースはカレッジではほとんど見られず,学校でそれぞれスクールバディと呼ばれるお世話係がつき,授業と学校生活,同年代との交流を楽しんだ。タウランガガールズカレッジでは,スクールバディのシステムを,生徒が成長するプログラムと位置づけている。関係で悩む生徒がいる場合,ラボの引率者も含め,都度カウンセリングを行い問題解決を図った。各学校と受入れ団体の手厚い対応もあるが,各学校へ引率者を配置できたことで,更に綿密な連携が取れ,参加者・ホストファミリー・スクールバディをフォローする体制を取ることができた。今年は中2以上の参加ということで,英語で授業を受ける上でも支障が少なかったことも大きいかもしれない。
コロナ禍を経て,受入れ団体や学校側が期待していた数のホストファミリーの希望者が出なかったことは,日本の参加希望者が多いプログラムなだけに残念である。
● Japan Day
2019 年を踏襲し,タウランガの小学校を全員で訪問し交流,好評を得た。「よさこい」の披露,習字,折り紙,日本の遊びなど「七夕」をテーマに,自分達で考えたプログラムを小学生に楽しんでもらった。学校生活であまり自分を出せなかった中2男子たちが,小学生に日本文化を紹介することで自信をつけ,その後の学校生活でも積極的に過ごすことができた。交流が始まったちょうど中間点での実施,七夕になぞり,参加者自身にも後半の自分自身の目標を確認させた。このことで後半の体験を意識することができ,最後まで気を緩めることがなかった。
● 参加者:
○ 26名(男20名・女4名/テューター・シャペロン1名/団長1名)
○ OMSI(オレゴン科学産業博物館)インストラクター3名/カウンセラー3名/アンバサダー(現地学生参加者)3名
● プログラム概要
○ 日程:6月17日~7月14日
○ 来日者:21名(引率者1名,北米青少年20名)
○ 派遣団体:米国4-H
● 所感
○ ラボ日本語研修所はラボ国際交流センター所管ではなくなったが,引き続き日本語研修の企画/運営に携わり,大きな支障もなく,プログラムを終了することができた。
○ 日本語学習の経験者も多く,日本語研修とホームステイ体験にも期待を寄せ参加した。年齢が高いため素行を心配した参加者もいたが,大きなトラブルもなく,日本語学習にも熱心で,問題がある場合は,都度,参加者,引率者,ホストファミリーと連絡を取り,無事研修期間を終えることができた。熱心な来日者の姿に,多くのホストファミリーが感激をしていた。また個性を受入れてくれたホストファミリー,テューターに感謝したい。
● プログラム概要
○ 日程:7月15日~8月6日
○ 来日者:18名(引率者1名,米国,カナダからの青少年17名)
○ 派遣団体:カナダ・ラングブリッジ教育センター
● 所感
○ 来日直前に2名が健康上の理由からキャンセルした。来日を希望してキャンセル待ちをしていた参加希望者もいたが,来日直前だったため,代わって来日することはできなかった。また,北米交流に参加できなかったため,国内での受入れを希望した家庭もあったが,結局叶わなかった。仕方がないこととは言え,出発前の健康管理には特に注意喚起を促したい。
○ 来日直後,コロナに罹患しクラスを受けられなかい参加者も,すぐに回復し受講することができた。受入れ家庭の心のこもった対応に感謝したい。
○ 参加者はインターネットを通して応募するため,ラボのスタッフが事前にオンラインで面談の上交流の特徴など説明し参加する。またひとりで国際線を利用し来日するため,参加意識も高く,日本語研修,ホストファミリーとの生活で特段の課題は発生しなかった。
● 次年度にむけて
○ 教室の確保が難しいため,北米日本語研修と同様の対応が必要。
○ 引率者自身の健康管理があまり出来ておらず,来日中の参加者のフォローができなかったり,プライベートのスケジュールを優先する傾向もあり,派遣団体とは引率者の役割について再度確認をする必要がある。
○ 来日者は事前に自己紹介のためのショート動画を作成しおり,ホストファミリーリクルートに役立てた。今後も継続したい。
○ 来日時の宿泊オリエンテーションに利用している代々木のオリンピックセンターが老朽化し,衛生面や室内の温度設定など健康を害する要因が散見される。宿泊の利用について再考したい。
● 派遣団体:New Zealand Study Tours(旧:Let's Homestay)が提携する北島・南島の各学校
○ 4年振りの訪問再開を経て,今までにない来日希望者を受入れる予定。
○ 来日者が交流の意義を理解しているか,来日前までに提携団体の
New Zealand Study Toursと綿密な連絡を取り,双方にとって実りのある交流にできた。
2023年度は実施せず。
● 米国留学 12名
○ Aspect Foundation 7名
○ 4-H International Programs 5名
● カナダ留学 6名
○ Red Deer(アルバータ州) 3名
○ Okanagan Skaha(ブリティッシュコロンビア州) 2名
○ Gulf Island(ブリティッシュコロンビア州) 1名
● 米国留学 12名
○ Aspect Foundation (5名)
○ 4-H International Programs (7名)
● カナダ留学 3名
○ Red Deer(アルバータ州) 1名
○ Okanagan Skaha(ブリティッシュコロンビア州) 2名
● 全国留学生事前研修合宿
○ 5月3日(水・祝)~5日(金・祝)
○ 国立オリンピック記念青少年総合センター(OMYC)
○ 参加者:留学生15名,カレッジメイト7名(大学生・留学経験者・アメリカ5名・カナダ2名),インターン2名(アメリカ人ラボ研修生),事務局Eman Landau(アメリカ人スタッフ),間島,杉山)
○ Life in America, Life in Canada, High School Life, My presentation, Show and Tell, Case study, Panel Discussion, Get together!
● 第2回オリエンテーション
○ 6月11日(日)オンライン。旅程,持ち物等の確認。
米国留学は国務省規定に基づき,8月末までのプレイスメント完了が義務付けられており,手続きが完了しなければ留学生の入国は認められない。
● アメリカのプレイスメント
○ 4-H:6月30日~7月28日
○ ASPECT:5月2日~7月25日
2団体とも,到着時研修プログラムの前にプレイスメントを完了した。
● カナダのプレイスメント
○ Okanagan Skaha:5月25日,6月7日
○ Red Deer:5月15日
● アメリカ
○ 4-H
■ 8月1日(火)~4日(金) Seattle University
■ アメリカ生活や授業に慣れる為のレクチャー,安全管理のための説明,地域ボランティア活動について,情報の再確認,質疑など。他国からの留学生も参加。
○ ASPECT
■ 8月8日(火)~11日(金) Whatcom College(Bellingham,WA)
■ ESLを中心に,大学の見学などのExcursionも実施
● カナダ
○ 8月22日(火)~25日(金) West Vancouver Secondary School
○ ESL講師による,カナダでの生活,カナダの文化,カナダの歴史,ホームステイでの英語,学校での英語,旅行先での英語,など
● 7月下旬応募開始
○ 28名(昨年22名)
● 試験
○ 9月:ELTiS2.0(オンライン)
○ 10月:ELTiS2.0(オンライン)
● 内定(ELTiS2.0 基準点取得者で、最終面接を受けての内定者)
○ アメリカ:4-H 6名,ASPECT 5名(670/800)
○ カナダ:8名(640/800)
○ ELTiS2.0 基準未達成者2名,キャンセル者6名,面接試験不合格者1名
● オリエンテーション
○ 2023年3月に、オンラインで留学生・保護者を対象とした第1回留学オリエンテーションを実施。
● States' 4-H International Programs Board Meeting
○ 日時:11月9日(木)午前7時~7時45分
○ 場所:North Carolinaとオンラインで会議
○ プログラム
■ 代表理事、スタッフ挨拶
■ 2024各州受入れ状況について
■ Labo Presentation:ホストリクルートに向けたビデオの試写
1. ビデオ1(ホームステイ・行く前、帰国して)、ビデオ2(高校留学を終えて)、ビデオ3(友情はいつまでも)
● Coordinators' Summit
○ 日時:11月10日(金)午前9時半~9時45分
○ 場所:North Carolinaとオンラインで会議
○ プログラム
ラボ・テューターによるプレゼンテーション
1. 舩橋ゆかりテューター(名古屋)
● JC Communications
○ 日付:8月24日(木)
○ 場所:Vancouver, BC
○ 代表:Misa Matsuzaki氏と面談
○ 内容
■ 今夏初めて行った受入れについての振り返り
■ 来夏の受入れについて
● Contact Canada
○ 日付:8月25日(金)
○ 場所:YVR(Vancouver Airport)
○ 代表:Masa Nishira
○ 内容
■ 今夏の振り返り
■ 来夏の受入れについて
6月に,機関紙「ラボの世界」夏号を,9月に秋号を発行し,青少年国際交流,異文化理解の促進,東京言語研究所,およびラボ日本語教育研修所の活動紹介を行った。
「想い出部門」「楽しみ部門」「英語でひとこと部門」を募集。全国から36作品の応募があり、各部門、入賞4作品、大賞各1作品を決定した。大賞作品は11月に行われたS4-Hとの合同会議で紹介し、今後のホストファミリー募集に役立ててもらうことを確認した。
5月15日から7月24日まで前期の講座が開講され,後期は10月2日から12月15日までを予定している。後期の講座は,「言語学概論」,「生成文法Ⅰ」,「生成文法Ⅱ」,「認知言語学Ⅲ」,「語用論入門」,「意味論の基礎」,「日本語文法理論Ⅲ」,「歴史比較言語学入門」,「実験音声学」,「言語哲学」が開講中である。受講者数は197名となっている。一昨年から理論言語学講座の枠組内で3日間の夏期集中講義を開催しているが,2023年度は「認知言語学Ⅱ」,「言語心理学入門」を開催し,全国から76名の参加者があった。夏の講座は,平日の夜に受講が難しい方や遠方の方の参加も多くある。
4月15日(土),16日(日)の2日間,理論言語学講座の受講者オリエンテーションをかねて「言葉のフィールドワーク入門」,「音声学」などの16講座が開催され,受講生数は昨年と同数の111名だった。
● 第1回公開講座
○ 日程:6月3日(土)
○ 講師:岡ノ谷一夫(帝京大学教授/動物行動学者)
○ 演題:言語の進化:階属性と意図共有にもとづく仮説と実証
○ 受講者:48名
● 第2回公開講座
○ 日程:7月1日(土)
○ 講師:和泉悠(南山大学准教授/言語哲学)
○ 演題:悪口ってなんだろう?悪口・嘘・印象操作ーダークサイドからの言語研究入門
○ 受講者:37名
● 第3回公開講座
○ 日程:2月10日(土)
○ 講師:柴田元幸氏(東京大学名誉教授/アメリカ文学翻訳家)
○ 演題:この一文をどう訳す~翻訳の実践から規範へ
○ 受講者:104名
○ 日程:6月24日(土)、25日(日)、7月2日(日)
○ 講師:大津由紀雄氏(関西大学)、時崎久夫氏(札幌大学)、渡辺明氏(東京大学)、今西祐介氏(関西学院大学)、杉崎鉱司氏(関西学院大学)
○ 受講者:31名
○ 日程:10月1日(日),15日(日),29日(日)
○ 講師:川原繁人(慶應義塾大学教授),亘理陽一(中京大学教授),稲田俊明(九州大学名誉教授),遊佐典昭(宮城学院女子大学特任教授)
○ 全体コーディネーター: 大津由紀雄
○ 受講者:33名(小・中・高校・大学教員,大学院生,日本語教師等)
○ 日程:9月9日(土),10日(日)
○ 講師:上山あゆみ(九州大学教授)
○ 演題:「統語意味論」の試み
○ 受講者:17名
○ 日程:2024年3月23日(土)、24日(日)(90分×6コマ講義)
○ 講師:秋田喜美(名古屋大学准教授/認知・心理言語学)
○ 演題:オノマトペの言語化学
○ 受講者:29名
以上